英会話格闘物語(ゲイ編パート2)私が行っていた語学学校は、セッション(学期のようなもの)が一ヶ月毎。私は、2002年の6月からその語学学校に入りました。 その月に入学した日本人は私を入れて3人。東京から来たモスキートあきら(当時32歳)、 名古屋から来たクレイジー大ちゃん(当時20歳)、そして大阪のらんまる(年齢は内緒)。 あきらという兄ちゃんは、みんなからなぜかモスキート(蚊)かスティンジー(ケチ)と呼ばれていた。 きっと、蚊のようにうっとおしく、ケチだったからだと思う。 そして、大ちゃん、彼はかなりの大物だ!と私は、思う。 彼は私と同じ一番低いレベルからのスタート。 彼は彼なりに英会話を勉強していた。その勉強の仕方がすごい! これは、英語学校の先生全員が「お願いだからやめてくれ!」とまで言わせた。 彼の勉強方法はすばりこれだ! 1)25セントを握りしめて、公園に行く。 2)そこら中のホームレスに声をかける。(←大変危険ですのでマネをしないように) 3)「25セントやるから、俺に英語教えろ!」と。 4)これを毎日やる。 5)もちろん語学学校の宿題は一切しない。 大ちゃんは、これをし続けて、すばらしい黒人英語を取得したのだ。(これが妙にかっこよかった。。なぜかわからないが。。) あと、大ちゃんは、もう一つでかいことをした。 それは、毎日公園に行く、そこで知り合ったある白人男性と知り合う。 で、大ちゃんはうれしそうに帰ってきて、大ちゃんのルームメイトでもあり、私の元彼氏でもあったウタ(韓国人)に話す。 大ちゃん :「ちょっと聞いてくれよ!ウタ!俺、これから、友達のアメリカ人の家に招待されたから行ってくるよ!なんかジャグジーがあるんだって♪」 ウタ :「ジャグジー?なんでジャグジーなんだ?」 大ちゃん :「俺と一緒に入りたいんだってさ♪」 ウタ :「一緒に入る?????友達は男か?」 大ちゃん :「うん♪男だよ!」 ウタそのまま私のところにやってくる。 ウタ :「らんまる!らんまる!ちょっと来てくれ!大ちゃんが!大ちゃんが!!大変なんだよ!」 らんまる :「どしたの?」 ウタ :「俺、大ちゃんの英語がわかんないから、お願いだから日本語で大ちゃんの話を聞いてやってくれ!」 (↑この時のウタは、もちろん大ちゃんとか私よりも英語のレベルが上です。どうも理解不能だったかと思われます。) らんまる :「いいよ・・・?でもどうしたの?」 ウタ :「とにかく来て!!!!」 で、ウタの部屋に行く。 ウタの部屋では、ウタのルームメイトのマーティン(台湾人)がいた。 マーティン:「おい!ウタ!大ちゃんが、今出て行っちゃったよ!」 ウタ :「うそーーー!行っちゃったの?」 らんまる :「なんかあったの?」 マーティン&ウタ:「大ちゃんが、大ちゃんが、ロストバージンになっちゃう!!!」 らんまる :「はあ?」 マーティン&ウタ:「お願い!らんまる!大ちゃんが帰ってきたら、日本語で何があったから聞いて欲しいんだ。 大ちゃんは、アメリカ人のゲイの家にお風呂入りに行っちゃったんだ。」 らんまる :「はあ。。。わかったけど。。。」 帰ってきた大ちゃん。 らんまる :「大ちゃん。お風呂入りに行ったんだって?大丈夫だった?」 大ちゃん :「うん。大丈夫だよ。俺、海パンはいてたもん。でも他のアメリカ人たちは、みんなスッポンポンだったよ。」 後ろで心配そうにみるウタとマーティン。 らんまる :「スッポンポンって。。。何にもされなかった?」 大ちゃん :「されなかったよ。みんな親切だった!色々英語の勉強になったしね♪」 らんまる :「よかったね。でも、マーティンとウタが心配しているからちゃんと話してあげや!」 大ちゃん :「ははは。わかった。」 その後、私に詰め寄るマーティンとウタ。 マーティン&ウタ:「大ちゃん大丈夫だった?」 らんまる :「大丈夫って本人言ってるよ。しかもいい英語の勉強になったってさ!」 マーティン&ウタ:「日本人ってわけわからん。。。。」 もちろん、大ちゃんの英語はみるみる上達して、最後には、バリバリに喋れるようになった。 今、その大ちゃんは、一度日本に帰国して、またアメリカ、カルフォルニア州サンタバーバラにいる。 あれ?サンタバーバラって、たしかゲイの街では???うーん(?_?) |